2008年7月8日火曜日

2 Pac / Runnin' (Dying to Live) (12")

2 PacとThe Notorious B.I.G.が共演した名曲。2003年のベスト・サウンドトラック・ソングであり、The Billboard Hot 100で19位を獲得。このオリジナルは、New Yorkのプロデューサー Easy Mo Bee により、1994年に制作されタイトルは Runnin' (From The Police)。




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Runnin' (Dying To Live)

[インタビュアー]
あなたとBiggieの関係は・・・言うなら・・・
まず 誰が、一体誰が支配しているのか
誰が黒人王朝を統治しているのか・・・ということですよね?
その地位に選出されるべき その対象とは
それは神の意志によるべきもの・・・ということでしょうか?

[トゥパック:語り]
違うって、違うんだよ
俺とBiggieの関係というのは そんな大層なコトじゃないんだ
ヤツとの関係ってのは・・・

[ニュース番組]
"Tupac Shakurが銃撃され 胸部に七発被弾しました"

[トゥパック:語り]
俺がムショにブチ込まれた時、塀の中の連中が口々に言うわけだ
分かんねぇのか? Biggieだよ!"Who Shot Ya?"を聴いただろ?
さも当然のように野郎共がそう話しかけてくるんだよ
そうなったら俺はヤルしかないわけさ
だから俺はヤツらを徹底的に叩くんだ


[コーラス]
俺が死んだからといって 人がどう感じるというのだろう
闘うために生きているとしたら、
なぜ生きるために闘わなくてはならないのか・・・
どうせ先には何も見えていないのに、なぜ見ようとしているのだろう
機会さえも与えられていないのに、なぜ与えようとしているのだろう
死ぬために生きているとしたら、
なぜ生きるために死ななくてはならないのか・・・

[ヴァース1・The Notorious B.I.G.]
俺はガキの頃から悲惨な状況だったぜ
ゲームに導かれて、1オンス吸ってブッ飛んじまってさ
毎晩ヤクを切り刻んでは売人やって
チンピラBiggie SmallsはFrank White 気取りってわけさ
俺たちは正体を隠すためならドレッド・ヘアにもしたっけな
サツ二人がまた行方不明だと
そんなもん 殺られたに決まってるだろよ
握り拳一杯に弾を持って 胸にはしっかり防弾チョッキ
俺は太ってるからサツから逃げるにもひと苦労だぜ
無理すりゃすぐに喘息の発作は起きちまうしよ
だから俺は裏方にまわるわけだ
相手が倒れりゃ Swayzeばりに銃はしっかり頂いて
巧く逃げてはお祝いモノで、銃はさっさと売り飛ばす
すっかり体重は増えちまったが
焦ることなんかないぜ
俺はとにかくまだまだ稼がなきゃならねぇんだよ

[コーラス]
俺が死んだからといって 人がどう感じるというのだろう
闘うために生きているとしたら、
なぜ生きるために闘わなくてはならないのか・・・
どうせ先には何も見えていないのに、なぜ見ようとしているのだろう
機会さえも与えられていないのに、なぜ与えようとしているのだろう
死ぬために生きているとしたら、
なぜ生きるために死ななくてはならないのか・・・

[ビギー:語り]
喋り過ぎるなってコトだよ、解るだろ?
深入りするなっていうコトさ、絶対に
どんどんエスカレートしちまうだけだからな、そうだろ?
Pacが考えているコトは分かるよ
でもそれはヤツの思い違いなんだよ、事実じゃないんだ


[ヴァース2・2Pac]
まだ鮮明に覚えてるぜ、アクセル全開でサツから逃げてたものさ
銃なんかぶっ放して 笑いが止まらなかったあの頃
俺たちは若くて馬鹿だったけど、ハートだけは熱かった
たとえ真っ暗闇な状況でも 苦い思い出は吹き飛ばして
夢だけは沢山あったし、懸命に希望を持ち続ける努力をしたものさ
障害となるものを乗り越えるためなら躊躇はしなかった
けど、イカれた連中は嫉妬しながらも俺に付きまとう
映画にも出演したけど、あちこちから訴訟ばかりをふっかけられてさ
サツでさえ俺を訴える始末だ
一体俺にどうしろってんだよ?
安酒でもあおって 自分に正直でいるしかないわけさ
今度はマスコミが俺を試そうとしているようだぜ
どいつもこいつもストレスが溜まる質問ばかりしてきやがる
頭の中は混乱状態で、自己主張も限界さ
気がついてみれば俺の過去は犯罪歴の山というわけだ
俺の親友もギリギリまで追い詰められて ついに銃をぶっ放しちまった
周囲を取り囲まれて ヤツは"THUG LIFE"と虚しく叫んだとさ
サツに追われ続けた男の顛末というわけだ

[コーラス]
俺が死んだからといって 人がどう感じるというのだろう
闘うために生きているとしたら、
なぜ生きるために闘わなくてはならないのか・・・
どうせ先には何も見えていないのに、なぜ見ようとしているのだろう
機会さえも与えられていないのに、なぜ与えようとしているのだろう
死ぬために生きているとしたら、
なぜ生きるために死ななくてはならないのか・・・

[トゥパック:語り]
みんな新たな統率者を求めているんだよ
俺の考えているコトは EastもWestも視野に入れてるんだ

[ビギー:語り]
そりゃ何よりもビビッたさ、解るだろ?
Pacの言動が死に向かっているとか そういうコトじゃない
ヤツ自身にだよ
でも Pacは本当に粋なヤツなんだ
イカしたヤツで、マジでタフなんだよ、解るか?
だからヤツが撃たれた時なんか・・・
「またかよ!」って感じだった
Pacは襲われたり撃たれたりしても、いつだって切り抜けるんだよ
ヤツにはそういう凄さがあった
そういった体験をレコードにしてさ、それだけのコトなんだ
だけどよ、ヤツがホントに死んじまうなんてよ・・・
ただ「マジかよ?」ってな
そんなふうにな・・・
そりゃ俺たちには色々あったけどさ
俺は誰の死も願ったりしたコトはないんだよ、決してな
だってよ・・・必ずヨミガエってくるんだからさ

※追伸:このインタビューの数週間後にBiggieも殺害される。

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